イベントレポート

【イベントレポート】Rashisa 〜価値観で生きる〜

昨日はRashisaというイベントに参加してきました。

Rashisaとは?

その名の通り、一人一人がそれぞれの良さを存分に発揮し,自分らしさを大切にすることを目的としています。 

「自分らしさとは?」という問いに対して、はっきりと答えられる人は多くありません。

むしろ、「そもそも自分の良さや好きなものなんてわからない」という人の方が多いのでは無いでしょうか。 

そこで、いろいろな方に会ってお話を聞き、疑問をぶつけ、自分のことが少しずつわかってくるような場を作れれば、、ということで、開催されているのがこの「Rashisa」というイベントです。

今回のゲストはこの御三方

齋藤 アレックス 剛太さん

エストニア在住。2016年に慶應義塾大学卒業後、世界一周に挑戦。これまでに42カ国を訪れる。
その後外資系コンサルティングファームErnst & Young (EY) を経て、20185月よりエストニアへ。
現地ではe-holic OÜを創業し、現地ローカルの視点から日系企業に対するコンサルティング、マーケティング事業を展開中。 また同時に、オンライン本人確認サービスを提供しているVeriffの事業開発チームに勤務している。

谷川 嘉浩さん

京都大学人間環境学研究科博士後期課程、京都市立芸術大学非常勤講師、日本学術振興会特別研究員(DC2 
専門は、哲学・観光学・教育学・消費社会論。
特に哲学では、「プラグマティズム」と呼ばれるアメリカに源流を持つ哲学をベースに、「宗教」「政治」「消費」という三つの観点から、近代社会について研究を進める。
有限性、共同性、想像力、創造性をキーワードに、デザイン・広告論からボーカロイド、アナログゲーム制作/研究まで、幅広く活動・発信を行う。
新京都学派の「言葉と教育」研究会共同代表。 
著書に、戸田剛文編『今からはじめる哲学入門』京都大学出版会、『ユリイカ 総特集=梅原猛』青土社、岡本健・田島悠来編『メディア・コンテンツ・スタディーズ』ナカニシヤ出版(近刊)など。

中須 俊治さん

1990年、京都府生まれ。
AFURIKA DOGS|アフリカドッグス・代表。
学生時代、単身アフリカへ。
世界最貧国でみた生活の豊かさに感銘を受けた一方で、障害者差別の現状を目の当たりにする。
現地の友人と「みんなが笑って過ごせる世界をつくろう」と約束して帰国。
大学卒業後、地元金融機関に就職。
京都の伝統技術に触れたことをヒントに「アフリカ×京都」をテーマにしたものづくりを開始する。
2018
年、かつて友人と交わした約束を果たすべく創業。
フランス・パリでの商品発表を経て、アフリカ最貧国での社会的インパクトを最大化するファッションスタイルを提案している。
社会起業家の登竜門「ソーシャルビジネスプランコンペedge」ファイナリスト、「アフリカ起業支援コンソーシアム」支援先事業認定。

「価値観型」か?「ビジョン型」か??

今回はいつもの対談の前に、齋藤 アレックス 剛太さんとの特別交流会がありました。

そこでアレックスさんがお話ししてくださったのが、人には「価値観型」と「ビジョン型」があるよというお話。

  • 価値観型=「今どんな状態でいたいか(※内部状態)」が基準
  • ビジョン型=「自分の持っている未来のイメージに向かっているか」が基準

内部状態自分が今何をどう感じているか

アレックスさん自身は価値観型なのですが、価値観型はビジョン型の人にマウントを取られることが多くそれがとても嫌だったとお話しされていました。

10年後どうしていたい?」という質問が嫌い!そんなのわかる訳がない!

「日本人は2割がビジョン型、8割が価値観型なんじゃないか。」

「価値観型の人間は無理にビジョン型のやり方を真似しなくてもいい、価値観型には価値観型の生き方がある。」

とのこと。

確かに私も去年の今頃は自分が独立しているとは思ってなかったし、10年後って想像がつかない。。

「この世界をもっと生きやすくしたい」という抽象的な方向性はありますが、そのために自分がその時何をしているかはその時の自分の優先順位次第です。

価値観チェックリスト

そしてアレックスさんのお話の中でも一番衝撃的だったのが、

ご自身の価値観を12個のリストにして、それを毎日1日の終わりに5段階で評価されているということです。

素晴らしい見える化!!

とてもシンプルで分かりやすい素敵な方法だなと思いました。

Googleフォームで作成しているため、後から集計もできるそうな(しかし見返すことはほとんどないようなのですが)。

早速自分も取り入れて見たいなと思いました。

また、このリストを作るための価値観を明確にするワークも教えていただけたので、シェアしようと思います。

アレックスさん式 価値観発見ワーク

自分史10大ニュース
・良いことを5
・悪いことを5
外部状態ではなく、内部状態を書く。

Not to do リストをつくる
やらないことリスト、やりたくないことリストをつくる

ワクワクすることを書き出す
どんな時に我を忘れるほどワクワクしているか?
また、その共通項を探す

ぜひやってみてください^^

価値観が明確化する瞬間

アレックスさんとの特別交流会の後、いつもの対談形式のRashisaがスタート!

今回はいつもとテーマが少し変わっていました。

  • どんな子供だったか?
  • 子どもの頃から今までに起こった変化
  • 10年後のビジョンは?
  • 10億円あったらどうする?

今回、3名の登壇者の方々のお話を伺っていて印象的だったのは、3名ともどこかの段階で「自分自身の価値観」を明確にされており、それが判断する際の指針になっている点です。

アレックスさんは、中学、高校に進学する時に、それまで自分のアイデンティティだった「勉強」と「音楽」で他の人に負けるという体験をしてから、「何か自分独特のことがしたい」という価値観を持つようになり、

その価値観に沿った結果、エストニアという日本人が少ない国でビジネスをすることに。

谷川さんは、昔ファイナルファンタジーのゲームを見てゲームを作りたいと思ったことがきっかけで、「自分で何かを発信して人に届けたい」という価値観をもつようになり、

その価値観に沿った結果、いつの間にか哲学の道に進み今ではいくつもの肩書きを持っていろんな情報を発信する立場に。

中須さんは、小学校に入って友達が作れずに一時不登校になったりもしたけれど、4年生の時にドッヂボールに出会い、お昼休みにドッヂボールをするためにコートを占拠していた6年生に決闘を申し込んでみんなで協力して勝利した経験から、「自分は一人ではなんもできないけど友達がいたらなんでもできる」という価値観を持つようになり、

その価値観に沿った結果、アフリカで出会った友人との約束を果たすためにアフリカと京都を拠点にして起業。

どのかたも、明確なビジョンを掲げて全てを逆算して今の現状に至っている、というタイプではなく、

価値観に沿ってその都度その都度その場で選んできた選択が結果的に今の形に繋がって行ったとのことでした。

この3名のお話を聞いていると、「目標を立てるのが大事だ!」「目標から逆算して何をするか決めて行くべきだ!」というのは「人によるんだなあ」と思わざるをえません。

もしも10億円あったら、、

今回、前回までは「お金とは何か?」というお題だったのが、少し具体性が出て「10億円あったらどうする?」というお題になっていたのが面白かったです。

そしてそのお題に対しての3名の答えも面白かった。。^^

アレックスさん「いや~これは正直わかんないっす、パス。」

谷川さん「大学で研究をしている人たちのために使いたいです。」

中須さん「アフリカに大金を持ち込むことは怖い面もあるので、、、手をつけないかもしれません。。」

そして、3名とも、10億円あっても今の自分の生活の仕方と変わらない」とおっしゃっていました。

価値観が明確になると判断基準ができる

たくさんのお金を持つと良くも悪くも変わる人が多いのではないかと思うのですが、なぜ大金を持っても変わらないと思えるのか。

それはきっとこの3名の方々は自分自身の中に明確な判断基準があるからなんだろうなと。

影響を受けた、印象に残っている本は?

最後に全員その日の感想と、登壇者への質問を一言ずつ話していったのですが、なんと今回私がトリに、、^^;

私は超インドア人間で本や漫画、音楽、映画が好きなので、「今までに印象に残っている、もしくは影響を受けた作品はなんですか?」という質問をさせていただきました。

中須さんが影響を受けた本

交易する人間(ホモ・コムニカンス)
今村 仁司 

中須さんは、大学の頃にこの本を読んだことがきっかけで、物々交換のお店を作って論文を書き、所属する研究室史上初の優秀論文に選ばれたとのこと。また、信用金庫に就職を決めたのもこの本がきっかけなんだそうです。

中須さん曰く、「部分を突き詰めて行くと、普遍的なものが見つかる、結局部分も全体も同じだということをこの本から学んだ」とのことでした。

谷川さんが影響を受けた漫画

ランドリーオール
おがき ちか 著

今でも何かに迷った時には必ずこの漫画を開く、というくらい、人生のバイブルにしているそうです。
名言が多く、この漫画のセリフはついつい覚えてしまうので空で言えてしまうというハマりっぷり。

登場人物全員が、とにかく「優しく」あろうとしているところがとても好きだとのことでした。

アレックスさんが時間の関係で最後まで参加できず、影響を受けた本をお聞きすることはできませんでした。残念!

交易する人間(ホモ・コムニカンス) もランドリーオールも、ぜひ読んでみたいなと思います。

今回のRashisaの私的まとめ

  • 人には「価値観型」と「ビジョン型」があり、自分に合った生き方をするのが幸せに生きるコツ
  • 自分の価値観を客観的に見える化するのは大事
  • 価値観がはっきりするとゴールがはっきり見えなくても進むことができる
ABOUT ME
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寺田 彩乃
オフィスしやすく代表|目に見えないものや分かりにくいものを「見える化」することで、問題を解決する「見える化コンサルタント」|個人&法人向けに「デザインの先生」をやってます|大阪教育大学でデザインと教育について学ぶ→デザインに7年・マーケティングに4年従事→独立|この世の「生きにくさ」をなくしたい|