今日は24時間テレビで、何回かイベントに参加させてもらっている「WheeLog!」が特集されていました。
京都でのイベントに参加した際の様子が少しだけ映っていたようで、友達から「24時間テレビに映ってたよ!」とLINEが、、笑
テレビ効果でユーザーが10,000人を超えたとのこと、とても嬉しい^^◎
これからもっともっと広まっていって欲しいなと思います。
スマホひとつでバリアフリー&バリア情報をシェアできるアプリです。
あなたの「行けた!」が誰かの「行きたい!」になるアプリ、WheeLog!(ウィーログ)。
「スポット投稿」で紹介したいお店を登録したり、知らない場所の情報は「リクエスト」で教えてもらうこともできます。
さらには、「走行ログ」で車いすユーザーたちの旅路をシェアして、『車いすで行けた地図』のできあがり。
「つぶやき」でお出かけした時の気持ちを地図上でシェア。
あなたの気持ちも投稿できる、これまでにないバリアフリーマップアプリです。
さあ、車いすの人はもちろん、そうでない人も一緒に!
ーWheeLog!のアプリダウンロードページより
なぜ今インクルーシブデザインなのか?
インクルーシブデザインという考え方をご存知でしょうか。
インクルード=包括するという意味で、
インクルーシブデザインは、これまでデザインのメインターゲットから排除(エクスクルード)されてきたユーザー
例えば、
- 高齢者
- 障がい者
- 外国人
を積極的にデザインプロセスに巻き込んでいく英国発信のデザイン手法です。
「モノ」が溢れている今、ユーザーの新しいニーズを発見することは簡単なことではありませんが、特別なニーズを持った方々をプロセスに巻き込むことで、健常者が気付かないような潜在ニーズを発見することができます。
WheeLog!は、まさにこのインクルーシブデザインの手法を使って開発されているアプリだと思います。
車椅子ユーザーをリードユーザーとしてバリアフリー情報を集めることで、ベビーカーで移動されている方や、荷物が沢山ある方など、健常者の方々にとってもとても価値ある情報を集めることに成功しています。
障害者の方向けの商品だったものが大ヒットし、一般化したものはすでに世の中に沢山あります。
Zippoライター
ストロー
ウォシュレット
など、、^^
デザインによる排除に敏感になろう
インクルーシブデザインの手法を活用していく上で大切なのが、「デザインによる排除」を理解することです。
デザインによる排除には6つに分類できます。
- 身体的排除
- 感覚的排除
- 知覚的排除
- デジタル化による排除
- 感情的排除
- 経済的排除
参考書籍:インクルーシブデザイン: 社会の課題を解決する参加型デザイン
日頃健常者はあまり認識していませんが、私たちの周りにはこれらの「排除」が溢れています。
身体的排除は物理的な物なので一番分かりやすいですが、それでも実際に体験してみるのと、想像してみるのとでは全く違います。
それをいつも肌で感じるのがWheeLog!の街歩きイベントです。
車椅子での移動は、見ているのと実際にやってみるのとでは体感で5倍くらい大変さが違いました。
1cmの段差も自分で登れなかったり、歩いている時には全く感じなかった道の傾斜がとても急に感じられて怖かったり。。
そしてそういう体験を繰り返す度に、普段の生活の中で、目に見えるもの、目に見えないもの、沢山の「排除」があることに、少しずつですが敏感になれている気がしています。
しやすく=インクルーシブであること
私の屋号は「しやすく」ですが、これはだれもが排除されない、生きやすい世界になるといいなという気持ちを込めてつけた名前です。
だからこそ、いつも大切にしているのが「やりにくいことはないか」=自分が知らぬ間に「排除」をデザインしていないかということ。
今後もブレずに「しやすさ」にこだわって、仕事をしていこうと思います^^