知人から
- スタッフが主体的に動かない
- 結局自分で全部やってしまっている
といった相談をよく受けるのですが、
毎回おすすめしてとても高い効果を発揮している本があります。
それが、この「行動の教科書」
人ができない理由は2つだけ
この本に書いてあったのが、「人ができない理由」は
- 結果を出すための「やり方が分からない」
- やり方はわかっていても結果が出るまで「続けることができない」
のどちらかだということです。
結果を出すための「やり方が分からない」人のために、まず、しなくてはならないのは、結果に結びつく行動を分解して言語化すること。
さらにそれをわかりやすい文章に落とし込み、いつでも誰でも使えるようにしておく必要があります。
そして、やり方はわかっていても結果が出るまで「続けることができない」人には、
「行動の教科書」を使って適切なフィードバックを行うことで、習慣化できるようになるとのこと。
「スローガン言葉」を使っていませんか?
この本で面白かったのが、人に何かを教えるときに「スローガン言葉」を使ってしまうと、人は行動できるようにはならない、という部分です。
スローガン言葉というのは、「人によって捉え方が異なってしまう言葉」です。
本で紹介してあったスローガン言葉を一部ご紹介すると、、
- 意識する
- 観察する
- 安全点検する
- 準備する
- 連携する
- 想像する
などなど。
最初読んだときは「あ〜〜〜こういう表現してしまいがち汗」となりました。。。^^;
ちなみに、本には合計138個のスローガン言葉が載っております。
具体性の法則とは?
では、どうすれば、スローガン言葉にならずに、人が行動できる教え方ができるようになるのでしょうか。
その方法として、この本では「MORS」(別名「具体性の法則」)にしたがって行動を規定すると良い、と書いてあります。
M=Measurable(計測できる)
0=Observable(観察できる)
R=Reliable(信頼できる)
S=Specific(明確化されている)
この法則にしたがって具体的な行動の教科書を作成します。
この中でも特に大事なのが
M=Measurable(計測できる)
例えば、「積極的に電話をかけろ」ではなく、
「今日の正午までにアポどりの電話を3本かけて」と伝える。
私はデザイナー養成講座用のテンプレート作成に、この「MORS」の法則を取り入れています^^
行動の教科書はどう使ったらいい?
本では、行動の教科書の作り方だけでなく、その活用方法も詳しく書いてありました。
また、内容読んでいて思ったのは、これは誰かに何かを教えるというときだけでなく、自分の行動の効率化や習慣化にもとっても役立つなあということです。
本当におすすめの一冊なので、ぜひ読んでみてください^^◎