昨日、分身ロボットカフェ DAWN ver. β 2.0 オープニングイベントに参加してきました!
本プロジェクト「分身ロボットカフェ DAWN 」は「人類の孤独の解消」を目指すオリィ研究所によるプロジェクトです。
身体が不自由であったり、外出困難なパイロット達が遠隔操作型の分身ロボット「OriHime」「OriHime-D」でカフェの接客を行う、新たなテレワークの可能性を模索する社会実験です。
本カフェでは全国に住むロボット操縦者(パイロット)が分身ロボット「OriHime-D」で走行し、ドリンクをふるまい、お話をさせていただきます。
将来はこうした分身ロボットで仲間達と働き、社会に参画し、自分の身体を自分で介護もできる世界が来るかもしれません。
テクノロジーが拓く新たな未来の形を、体験いただけましたら幸いです。
引用:公式ホームページ
前回「分身ロボットカフェ”DAWN ver.β”」の際もオープニングイベントに参加させていただいたので、そこからどんな進化をしたのか、ワクワクしながら参加しました◎
前回からさらに進化したロボットカフェ
今回、各テーブル毎に担当のパイロットさんがついてくれていたので、メニューの注文〜最後までずっとパイロットさんとお話をすることができてとても楽しかったです。
私のテーブルは、のぞみん(村田 望)さん、マサ(永廣柾人)さんに担当いただきました。
お二人とも、とっても楽しい時間をありがとうございました◎
また、メニューのオーダーはOriHimeが、配膳はOriHime-Dがと分業されていたので、以前よりもオペレーションがスムーズだったように感じます。(※前回は、オーダーも配膳もOriHime-Dが担当していました)
他にも、
- OriHime1つ1つにスピーカーが付いていて声が聞き取りやすくなっていたり、
- iPadを使ってパイロットさんがスライドを表示させることができるようになっていたり、
- メニューがコーヒー以外にオレンジジュースとヘルシア緑茶が増えていたり(私はオレンジジュースを頼みました^^)、
- OriHimeみんながお揃いのネクタイをしていたり
と、色々と進化していました!^^
それにしても、OriHimeは見れば見るほど不思議なデザインだなと感じます。
無駄を削ぎ落としたとてもシンプルなデザインで、一見すると無表情なのですが、
これがパイロットが入るとまるで本当にその人がそこに居るように見えるんですよね。
パイロットさんがちょっと照れたりした時の仕草などもとってもリアルなんです。
私とOriHimeとの出会い
私がOriHimeと出会ったのはちょうど2年前、2017年の10月。
たまたまニュースの記事でOriHimeの記事を見つけて、衝撃を受けたのが最初でした。
私は母が脳梗塞による片麻痺になって車椅子生活をするようになってから、
「突然体が動かなくなるというのは誰にでもあり得ることだし自分もいつそうなるか分からない」という危機感を抱くようになりました。
そんな時に出会った「たとえ寝たきりでも働ける」OriHimeは、私と家族にとってのこれからの未来に対する「希望」をくれました。
そして吉藤オリィさんの「孤独」は消せる。を読み、私はすっかりOriHimeとオリィ研究所のファンに。。^^
それから2年、ずっとOriHimeの進化を追っかけている訳なのですが、今回のカフェで、さらに新しいワクワクする未来に近づいたなと感じられてとっても嬉しかったです。
常設が待ち遠しい!
寝たきりの先輩方に学べること
OriHimeの開発者であるオリィさんが使う言葉として「寝たきりの先輩」というものがあります。
私はこの言葉がとても好きで、自分の母のことも「車椅子の先輩」「片麻痺の先輩」だと思っています。
寝たきりの先輩たちは、寝たきりだからこそ、OriHimeなどを率先して使うスキルを身に付けている訳で、そのスキルはいずれ自分が寝たきりになった際に必要になるものです。
だとしたら、寝たきりの先輩たちから、今の内からそのスキルを学べたら、未来に対してワクワクできるよなあと思いました。
OriHimeを使った「寝たきりで働くスキル」のセミナーなんかがあったら、ぜひ受けてみたいです^^
「心が自由なら、どこへでもいけて、なんでもできる。」
OriHime-Dを開発するきっかけとなった番田さんの言葉です。
死ぬまで心は自由に、人とか関わりながら生きて行きたい。
そしてそれが可能な未来はすぐそこまで来ている。
そう思わせてくれるイベントでした。
当日券での参加が可能ですので、ぜひご興味のある方は足を運んでみてください^^
↓イベントの詳細はこちら
分身ロボットカフェ DAWN ver. β 2.0 公式サイト