デザイナーは普段、パソコンの前で座っていることが多く、運動不足になりがちです。
そこで、私は月に1度、知り合いを誘ってお散歩会というのを開催しています。
本日がそのお散歩会の日だったのですが、予報では雨だったので、濡れないところ、、ということで、アウトレットモールに行くことに。
ウィンドウショッピングをしながら、楽しくお話し&歩いて運動不足を解消しました。
モール内のお店を回っていて感じたのが、「洋服を選ぶのってデザインに似てるなぁ」ということです。
着ていく場所がない服
あるお店に入って洋服を物色していた時のこと。
友達が可愛いワンピースを鏡の前で合わせていました。
うん、よくあります。
可愛いけど、いつどこで着たらいいの??という服。
街中で普段着にするにはちょっと派手すぎるし、かといって結婚式等にはカジュアル過ぎて着ていけないような服。。笑
そう考えると、服を選ぶときにまず考えるのは目的です。
いったいいつどこで何をするために着ていく服なのか??
どんなに可愛い、いいな、と思う服でも、着ていくところがない服(目的がない服)は買いません。
デザインも同じで、何に使うのか、どういう目的で使うのかが先にあって、そのためのデザインがあります。
人によって似合う柄や色が違う
当たり前ですが、人によってキャラや肌の色味、体型が違うので、似合う服というのが全然違います。
ある子は明度差のはっきりしたモードな配色で、シルエットもシャープなものが似合う
ある子は全体的にゆるっとした空気感のあるシルエットで、ナチュラル系の配色のものが似合う
私は上はタイト、下はふんわりのシルエットで、ややくすんだ中彩度の色が似合う
などなど、、。
デザインも同じで、商品や会社のキャラに合わせてテイストを決める必要があり、
Aの会社さんにはぴったり合ったデザインでも、Bの会社さんには合わない、ということがあります。
また、洋服のデザイナーにもいろんなタイプがいるように、
Webやグラフィックのデザイナーでも、ファンシーなデザインが得意なタイプもいれば、スタイリッシュなデザインが得意なタイプなど、色々なタイプがいます。(もちろん何でもありのカメレオンデザイナーもいますが)。
自分では選ばないような服
そして今回特に面白いなと思ったのが、
人から選んでもらった服は、自分では絶対選ばなさそうなのに、着てみると思ってた以上に似合う、
ということが起きるということです。
今日も友人が「あやのさんこれ似合いそう!」と選んでくれた服が本当に良い感じだったので、見るだけのつもりが買ってしまいました笑。
自分で認識している「自分に合うもの」よりも、時には人から見た「その人に合うもの」の方が的を射たりしているんですね。
これはデザインでもそうで、
例えばクライアントさんは「うちは緑のイメージだ!」と思っていても、実際には青の方がイメージを伝えられたり、といったことがあります。
そういう意味で、客観的に第三者視点から、「こういう見せ方の方が、より魅力が伝わりますよ。」ということをその道のプロとして提案するのが、デザイナーとしての役目だろうなと。
デザインと洋服選びの共通点
- 目的やTPOをまず考える
- 人(会社やサービス)によって適切なものが違う
- 自分よりも他人(第三者)の方が客観的に見られる
服選び以外でも、普段の生活でデザインと共通することって色々あるので、また今度別のテーマでも書いてみようと思います^^◎